これまで転職を2回してきたり、次の案件を選ぶときにもなんだけど技術環境をよく見るようになって来た。
SESで言えば会社なんてあんまりどうでも良くて
PJを変わることの方が多いだろう。
その時に強く気にするのが技術環境だ。
そこで使ってるのがAWSなのかGCPなのかオンプレなのか、GitなのかSVNなのか、VueなのかReactなのか....。
若い時や技術知識が無い時は、開発経験をつけさせてくれればどこでもといった感じだったけど、今はそんなことない。
なぜなら、限りある仕事人生の中で今後の自分の売り(スキルアピール)にかかわるからだ。
例えば「今オンプレで仕事をしてるから、クラウド案件を次にできると幅がひろがるな」とか
「VueをやってきたからReactも使えるようになってみたいな」とか
仕事を通して自分の能力を広げることを考えるようになってきたわけ。
そう思うと、流行りの技術を業務で使ってみたかったり、意義のある仕事じゃないと選ばないようになってくる。
なのでそういう考えになってくるわけだ。
でその観点が重要なんだけど、そういった観点は技術部長?やCTO的な部門長の方が改めて知っておくべきことじゃないかと思った。
どうしてかというと、上層部こそ採用権限があるので
「求人やブログにエッジが効いた技術を使ってないと人が集まってこない」からだ。
もし求人に「SVNでコード管理してます。」とか書いたら誰も来ないんじゃないだろうか。
そんな風に使ってる技術を求人でアピールして人を集めるというのは、偉い人にとっては組織の存続化のためにとっても大事なことだと言える。
なので上層部こそ技術トレンドを把握することはとても大事なことだ。
自分の経験なのだが、それがわかっててかつ現場にも浸透させてる部門長というのは、体感的にこれまで半分くらいかな。
できてないというところも、やりたいんだけどレガシー過ぎて新しいものに変えられないとかの事情がある。
でも少なくない割合に移り変わる新しい技術に追いつけてなくて、現状に安住しているところもある。
いやわかるんですよ、Kubernetesが出たーとなってもすぐに導入できるわけじゃないし。でも常に新しく出たプロダクトについてはだいたいどんなもので、どんな価値があって、何を解決しようとしてるのかくらいは勉強しててほしいなと思う。
あとはエンジニア的に流行ってるものとか。最近自分もやり始めたんだけど、プログラミングコンテストとかAtCoderとか。
いつの間にか自分の得意分野しか知らないというのはよくあることなんだけど、
部門長などの職務であれば面談などもあるし、そこで働くことに興味を持った人があんまり最近のことを知らないとなると入ってからげんなりしてしまう。
せめて知っててほしいなとは思う。
最新の技術を使ってアピール、例えば会社の技術ブログで書く、イベントで登壇する、など、なんでやたらやってることをアピールしてるのか疑問に思ってた。
大手の会社が「AI使ってxxxx改善して仕事してますー!」的な話を聞いて
そんな劇的に改善できるんかいなと懐疑的に感じたり。
そんなのも根底は人材採用につなげてるのねと。
またそういう新しいものを取り入れるというのも、現状で働いている人を飽きさせない
つまり流出させないという意味でも大事だなと思った。
この記事のmoto氏のコメントはあーそうだよなと。
r25.jp
“メンバーの成果を最大化して彼らの年収を上げることが、自分の年収UPにつながるのではないか”と考えるようになりました。
エンジニアの採用につなげるためにアピールしてる側面があるんだなーと最近理解した今日この頃。