2022年末にたまたまDockerを稼働してるEC2サーバーの移行作業がありました。
Docker on EC2で稼働しててEC2を作り直さなければいけませんでした。
そこでこりゃいい機会だからDockerをお勉強しなおそうと考えました。
会社にある本やSoftware Designを物色すると知らなかったことがわかりすごく楽しかったー。
そんでたまたまSoftware Designを読むとDockerのセキュリティの話があり、これまたおもしろい。
さらにDocker起動時のネットワークも解説してありおもしろい。
セキュリティがおもしろくなると暗号技術、TLS、ネットワーク、Linuxカーネルも気になってきた―となった。
そんなこんなでこの2か月近く手当たり次第に気になる本を読んでみて良かった本を紹介してみます。
古賀さんの本は広く網羅しててとてもいい。たまたまなにかの講演で話を聞いたときにLinuxおもしれーと思ったのがきっかけで古賀さんの本が読みたくなりました。
CentOS8の方は知らなかったコマンドが多くとても勉強になった。cgroupの説明もあってよいです。
分厚い!さすがに全部読めなかった。TLS、PKIの説明がある第1,2,3章、11章のopensslは読んだ方がいい。他はセキュリティ事故の歴史だったりするので必要に応じて読むのがいいでしょう。opensslは使いこなしたいなと思いました。
これもとても良かったです。公開鍵暗号の計算方法や、opensslで公開鍵を作ったあとにpythonでp,q値を出してみたりとか説明が具体的になって理解が深まりました。1回目読んだときピンとこなかったけど、2回目読んで理解が深まりました。セキュリティ関連の試験があったら読みなおしたい一冊。
これもとても良かった!。わかってる人には内容が薄いけどこれからカーネルをわかるようになりたいって人にはとてもいいと思います。
組み込みエンジニア向けですが、これもLinuxカーネルの理解が深まっていいです。
最初はさっぱりわからなかったけど、興味に応じてメモリ分野など理解が深まります。
これもめちゃくちゃ良かった!オススメ度★★★★★です。
漠然と使ってたLinuxカーネルの理解が深まります。またコンテナ関連の章もありネームスペースの理解が深まりました。
これはその「クラウド」でコンテナを使うための実践的な内容になっててとても良かったです。他に類書はあまりないんじゃないのかと思います。あとはSoftware Designですね。あらためて1年分くらいをザーッと読んでみましたがほんといい雑誌です。特に印象に残ったのは「体系的に学ぶDockerネットワークのしくみ」の連載はほんとに良かったです。