「Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド」を読んでみたがオススメ

f:id:suganoo:20191128125753j:plain

インフラをGCPで運用している話をよく聞きます。

クラウドであればAWSが優勢なのですが、有名どこのIT企業の話を聞くと意外にもGCP使いまくりだったりして、GCPも知っておきたいなーと思うようになりました。

そんでいろいろ探してみたんですがタイトルの本を選んでみました。

Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド

Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド

読み終わった感想としては、これはGCPの全般的なサービスを理解するのにとてもいい本だなと思いました。


まあもともとAWSも使ってたし、AWSソリューションアーキテクト試験も挑戦したこともあったので(落ちたけどな!!)、あーこういう感じかと理解しやすい素地はありました。

前半で出てきまして、GCPのストレージ系のサービスはいろいろあるんですが
BigQuery, Bigtable, Datastore, SQL, Spanner
これらの違いってわかりますか?

私は全然わかりませんでした。

BigtableとBigQueryはおもにデータ解析系のサービス。  
Bigtableは大量データのクエリレスポンスめちゃ早いけど、複雑なクエリはできない。それに対して、BigQueryは複雑なクエリもできるよ。
あとBigtableってNoSQLの範疇だったことも知らなかった。

アプリで使いたいとなると、
キーバリューとして使いたいならDatastore、
RDBとしてMySQLの代替として使いたいならCloud SQL、
RDBに拡張性もほしいならSpannerだそうです。

思わずほーっと声が出てしまいました。
詳しくは読んでみてください。

他にもStackdriverはFluentdみたいなものなんだーとか
Kubernetesもサポートしてるんんだなーとか出てきます。
IAMやネットワーク関係はAWSとほぼ同じ感じですね。

最後にオンプレからGCPに移行する模擬ケースの紹介がありましたが、これは理解を深めるのによかったなと思いました。

10月にネットワークスペシャリスト試験を受けてましてずーっと試験対策の勉強をしてたんですが、まさに問題に出るようなアーキテクチャーが出て来て理解がしやすかったです。
こんなところで進研ゼミ体験ができるとは思いませんでした。
知識はどんなところで役立つかわからないですね。

なので今回の本はオススメします。