「テクノロジーの地政学」を読んだけどめちゃくちゃおもしろい本だった

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本は通勤時間で読んでるんですが、ひさびさにむほー！！っと食い入るように読んでしまいました。

世界のIT業界がどうなってるのか気になる自分にとっては、めちゃくちゃおもしろい本でした！！

シリコンバレーと中国の最新の状況を6つの分野についてまとめた内容です。
2018年現時点で一番に新しく網羅されてる情報ではないでしょうか。

そのため、時間とともに情報価値が落ちていくものであり、早く読んでおいた方がいいかと思います。

この本が出版されたころには、実はもっと更新があったり内容が変わっている？なんてことがあるかもしれません。

なので早く買ってざーっと読んだ方がいいかと思います。
うん、おもしろかった。

ただ私のように世界のIT事情に興味を持ってる人みたいな一般会社員には読み物として面白いだけであり、仕事で生かすことはほとんどないかと思います。

そのためVCの人や投資家、潤沢な資金を持ったかなり本気の起業家など？がより良い対象読者なのでは想定されます。

テクノロジーの地政学シリコンバレー vs 中国、新時代の覇者たち

作者: シバタナオキ,吉川欣也
出版社/メーカー: 日経BP社
発売日: 2018/11/22
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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シバタナオキさんて？

著者のシバタナオキさんのことはチラチラっとテレビなどで出ていたのを見ていてて「すげーシリコンバレーで活躍してる人なのかー！」っと知っていたのですが、よく知るようになったのは「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」が出版された時くらいでした。
blog.suganoo.net

こちらの本もIT事業とお金の使い方がとても詳しく解説されており、とても面白い本でした。こんなところで昔簿記2級取ったことが役に立つとは思わなかったです。

そしてそのnoteで連載を出していきます。
「決算が読めるようになるノート」
https://irnote.com/

こちらも「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」の続きのような位置付けで、IT企業の決算などお金の面について読み取れることを説明してくれています。

正直このnoteはかなり勉強になります！
ただちょっと決算書のどこの数値を言ってるのかな？迷うところもあるので、気合を入れて読む必要もあります。とはいえかなり勉強になります。

そして、その中の企画として「テクノロジーの地政学」というものが始まりました。
「テクノロジーの地政学」
https://irnote.com/m/m287ee6766216

その時の連載を本にまとめたのが本書みたいです。

私は「テクノロジーの地政学」のマガジンを読んでみたかったのですが、お財布事情が厳しくて購読できなかったんですよね.....。

なので今回本として出版されたことに衝撃を覚え、思わず衝動買いしてしまいました。

6つの分野

この本は大きなイノベーションが起きている6つの分野に分かれています。
下記はamazonから引用します。
https://amzn.to/2R2Rvqx

1. 人工知能
2. 次世代モビリティ
3. フィンテック・仮想通貨
4. 小売り
5. ロボティクス
6. 農業・食テック

それぞれの分野のなかで

マーケットトレンドシリコンバレー vs 中国
主要プレイヤーシリコンバレー vs 中国
注目スタートアップ　シリコンバレー vs 中国
未来展望　シリコンバレー vs 中国

が語られています。

それぞれゲストの方が語っているのですが、どれもその分野にめちゃ詳しい方でとても面白く読めます。

中国の投資額はほんとにえぐくてヤバイな

読んでて感じたことなのですが、「"どの分野も"中国の投資額はやべーな」ってこと。

中国の科学技術に対する投資額はすごい額だと知ってはいましたが、こんな全方位に向けてしかも日本の10～100倍？くらいの投資をしてるとは.....、本気度に驚きました。

まあ金だよね。一番になりたければ。

俺が面白かったところ

あと面白い知見はいくつかありました。

人工知能の分野なんですけど、こんなにガンガン中国やシリコンバレーで開発が進められてるから日本はダメなんじゃないのかなと思ってました。
ですけども、データが無いもしくはすごく少ない状態から学習するAIが研究されているそうで、ここの見解は面白いなと思いました。それであれば日本もベットする価値あるかもとのことです。

また、小売りの分野のAmazon Goのところ。
商品持ってけば自動で購入されてるって、ざっくり見積もりだと数百～1000憶円規模かかるものなんですね。
未来を見せるってところではAmazonすごいな。

また注目のスタートアップが紹介されてるのもいいですね。
こんな取り組みをしてるのかとか、どう視点を持ってそのサービスを作ろうと思ったのかなどが垣間見れて面白いです。