オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方
- 作者: Sandi Metz,?山泰基
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/09/02
- メディア: 大型本
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「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読んでみました。
オブジェクト指向設計で重要になるポイントを押さえているコンパクトな本で、かなり勉強になりました。
なぜこれを読もうと思ったのか?
またこれも会社にあったからです。
ですがオブジェクト指向設計はちゃんと勉強しておきたいと常々考えていたので読んでみました。
内容
ざっくり内容はこんな感じです。
- 依存関係の管理
- シーケンス図を使った柔軟なインターフェイスの作り方
- ダックタイピングから継承の利用方法
- コンポジションの活用
- テスト設計
オブジェクト指向設計に最低限必要な設計方法を説明しています。
これで全部かと言われるとそうでもないでしょうが、押さえておくべきところは網羅しています。
ソースコード付きで解説されていて、改善前とどこが悪いのか、そしてどう改善するかが説明されておりわかりやすいです。
ちょっと読みにくい。。。
ただ文章が読みにくいな、という印象があります。
文章だけでどーっと説明しているので読むのに疲れてしまい、ところどころ飛ばしてしまいました。
翻訳本にありがちなのですが、海外の本ってなんとかかんとか言葉だけで説明しようとする傾向がある気がします。
(なんでも、図を使った文書、報告書は幼稚に見えるから嫌われるとか聞いたことがありますが、関係してるんでしょうか。)
コードはRuby
またRubyで解説されています。
Rubyを知らなくても大丈夫と「はじめに」で書いてありましたが、Rubyは知っておいた方がいいです。
前半くらいの内容は知らなくても大丈夫ですが、後半のテスト設計のところはRubyをしておいた方がベターです。
感想
読んでみて損はないけど、もっとほかの本でもいいかなーと思いました。