しばらく前のことですが、仕事上でちょっと大きめのミスをやらかしてしまいました。
この時の教訓を書いておこうと思います。
そのミスというのをざっと説明してみると
- ログを2つのサーバーに送るプログラムを運用していました。
- そのログを送るプログラムの設定ファイルを修正していたんですが、うっかり片方の1つのサーバーしか送っていなかったのです。
設定ファイルにミスがあったわけです。
その修正を夕方にやったせいか片方のサーバーにはログが送られないまま夜を過ぎてしまい、次の日には片方のサーバーにあるはずの大量のログがなかったわけで次の日は復旧の嵐となってしまいました。
もうその日の朝、会社のデスクについていつものシステム画面をみると
チェックジョブがなんかおかしい....って気づくんですよ。
そんで大量のログが入ってない!
(うあぁぁぁぁ..................)
声が出ない心の叫び......!!!!
わかったときにはほんとに青ざめました。。。。
「これ絶対昨日俺が修正したやつじゃん.....!?」
それがわかったときに、はぁーとかなり大きい溜息をついたんですが、
リーダーに報告しなきゃいけないと思っておそるおそる、ことの顛末を伝えました。。。
すると「よしわかった、復旧はどの時間帯ですか?」っと
なんと涼しい顔で、特に嫌な顔をまっっっったくせずいつも通りに聞いてくれたのです。
(この人仏かなんかか....!!! 徳が高すぎる!!!)
と思ってしまいました。
その対応もあり、自責の念に駆られたこともあり
復旧に必要な時間帯の割り出し、復旧作業とかなりスムーズに取り組むことができました。
咎めるのは意味がないのでは?
これなんで対応がスムーズにできたのか、自分でも疑問に思ったので考えてみました。
よく聞く言葉ですが、心理的安全性が取れたからだと思います。
リーダーに報告をしたときに、いつもと変わらない対応だったというのが本当にありがたかった。
ただそれだけで次の行動に移れたのだと思います。
過去に振り返ってみると、数年前にも何かしらの作業でやらかしてしまったことがありました。
当時の上司に報告するとその場でかなり怒られてしまったんですが、その後に気持ちが萎縮してしまって次に何をしたらいいのかもわからなくなってしまったことがあります。
今から考えると失敗した後のリカバリーが大事なのに何をしているんだと思えます。
当時自分も若かったから怒りやすかった、今は年齢がいって怒りにくくなったというのもありますが、やっぱりミスの報告のそのタイミングで叱ってもあまり意味がないのではと思います。
それに怒られなくても当人が一番ショックをうけてるので、それ以上追い込む必要はないでしょう。
また失敗をしてしまったらその対処法を知ってるのは当人だと思えます。
リカバリーのほうが大事なので、しっかり復旧できればもしかしたら被害はそれほど大きく広がらないかもしれません。
性善説の話かもしれませんが、自分の体験としてこのような失敗したときの心理的安全性は大事です。
もちろん最後にはきちんと謝ろうね
でも最後には素直に謝るべきですよ。
そもそも不注意で障害を起こしてしまったのは、その当人のミスです。
障害が終息したなと思ったら自分からMTGなり、なんなりで謝罪しましょう。
そしてどうしてそういうミスをしてしまったのか、それを防ぐ方法はどうしたらいいかといった解決方法までアクション出来ると挽回できるでしょう。
自分のミスは誰かが起こすかもしれないミスを自分が引き受けたと考えましょう。
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