日本の「老後」の正体 (幻冬舎新書)を読んでみた

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こんにちは suganoo です。

こんな本を読んでみました。

金融・経済系の本が好きなんです。

いつだったかこの本の内容の抜粋がnoteで公開されており、かなり面白かったなーと思ったので本を買ってみました。

ちょうど老後生活に2000万円必要になると騒がれた時期で、ほんとうにそうなのかな?どういう理由で算出したのかな?と疑問に思っていました。

その2000万円の算出に関しては出版の時期がちがうので書かれていませんが、気になる年金の払い損?のことも書かれていてとても分かりやすかったです。

年金に関しては40年間の支払い分は65歳からの貰い分10年間と等しいので、65歳から10年以上長生きすればお得というわけです。

それ以外にも、勉強になったのは日銀の金融政策です。

バブル崩壊からリーマンショック付近まで、なんでこんな景気が回復しないのか?と疑問がありました。

なんというか、もたもたしてるというか。
そういう経済ショックがあったから仕方がないのかなと思ってましたが、そんなことなかったんですね。

英米で金融緩和してたのに日銀は金融緩和に躊躇していたんです。

なんかもう憤慨ですよ。
どこにぶつけていいかわからないけど。

そういう背景がわかるからこそ、その後の黒田バズーカの金融緩和の意味がより一層よくわかりました。


内容としては先生と高校生の対話形式になってるので読みやすいです。
またデータに基づいた話なので理解しやすいです。

自分は30代後半です。
バブル崩壊、リーマンショック、就職氷河期、黒田バズーカ...っと経験してるのでここ20年の社会情勢は言葉だけでも知っています。

なので40代前後以上の人がこれを読むとあーこう意味があったのかーと理解が深まると思います。