嫌いな上司から教わったITエンジニアの仕事の目的はたった2つしかない

f:id:suganoo:20190130174148p:plain
こんにちは suganoo です。

こんなタイトルなんですが、今回の記事としてはSES、技術者派遣で働いてる人向けです。

常駐エンジニアとして働いてて、人を増やして売り上げ立てたいなーとか、営業的なことをやろうとしてる人向けに書いています。

または仕事の時間使って新しいことを学びたい、って人にも役立つポイントかと思います。

なんとか自分の考えてる方向に仕事をすすめたいなーとも考えている人がいたら今日の記事は役立つかと思います。

なにを言ってたか

昔の上司に厳しい人がいました。

まあそれはよく怒られました。障害原因とか話しても、「xxxxxが動かなかったから、じゃねーよ!ざっくりしてるからもっと的確な理由あるだろ!深くしらべろよ!」っと。

調査の仕方が甘かったのを見抜かれてよく怒られていました。

当時開発経験があまりないときにその上司についてしまい、ある意味鍛えてもらったわけです。

なので今でもシステム的に納得がいかないところは細かく調べてしまいますし、あいまいな報告をされるとイラっとしてしまいます。

とは言え連日怒られるのが数年続いたもので、その人と会うと動悸がしたり慢性的な頭痛や不眠がするようになったりして心療内科に行くことになり、辛い日々が続いたので転職してしまいました。。。。

まあそういう思い出もありました。



その上司がふと言ってたことを覚えているんですがこんな感じのことを言っていました。

俺たちの最終的な仕事の目的はだいたい2つしかないんだ。

  • 速く/早くすること
  • 安くすること

技術者派遣の目的はたいていこの2つしかないんだ。だから仕事を取るにも、この2つをからめていけばいいんだ。

このことを聞いたときはほーっと気に留めていませんでした。

ですが周りを見渡して他人の仕事を見たり、自分の別のプロジェクトに行ってたことを思い出すと確かになーっと理解できる部分がありました。


当時の社内の別部署の人の話を聞くと通信系の会社で在庫管理をやってるとか聞きました。
自分とこのプロパー社員を使って作業させるよりも、SES使った方が割と安上がりになります。

そもそも、SESを使えば単価は高いけどもプロパー社員増やしたことで退職金や保険料の費用が増えるよりかは安いって観点があります。

また後のPJではアクセスがだんだん多くなってきたため、レスポンスを短くするためにかなり高いサーバーを導入することがありました。
体感的なレスポンスが速いと売り上げが上がるというレポートもあります。

この「アクセスを速くする」ためにサーバー導入が決定されました。
しかもそれをメンテナンスする人員を含めてです。(アクセス増加に対応するためってこともありますが)

こんな風に理由を探してみると、なかなかあてはまることがよく見つかりました。

応用する

これってこの2点をふまえていれば自分でも仕事がやりやすくなるなーと気づいたんですね。

あの2つの観点をからめて、悪く言えばこじつけて、自分のやりたいことに持っていく。

つまり仕事を提案していく。使えるなと。

クラウドの料金が安くなる、レスポンスが速くなるなど、なんでもいいから改善の種を見つけてみるといいかと思います。



しばらく前のことですが、Dockerについて学びたかったことがありました。
やっぱ本を読んでるだけじゃだめで、手を動かさないとよくわからない。

さらに子供も産まれたし、できれば定時後じゃなくて業務時間内にやるといった都合のいい方法はないかと考えてました。

そこで、何かDocker使って業務を改善できないかと思いうかびました。

その時使ってた小さな業務システムで、オンプレで動いていたものがありました。
業務的にクリティカルなものなのに、バックアップがしてないので障害が起きたら復旧が大変になります。
ですがシステムが混み入っててしっかりメンテナンスをする時間がとれない状況でした。

そこで考えたのが、Docker上でそれを運用させてDockerイメージをバックアップしておいて、障害が起きたらバックアップしておいたDockerイメージから復旧したらいいという提案です。

この提案はたいして作業がかかるわけでもないので、お客様リーダーもOKが出て、仕事中にDockerの勉強をしながら業務をすることができちゃいました。

ここでも提案の中身に、このままだと「復旧に時間がかかっちゃいますよ」、「Docker使うと復旧が"早く"なりますよ」、といった内容を入れていたのでOK出す方もやりやすかったのではと思います。

やっぱ課題は常にもっておくべき

もちろん当然ですがそこの会社の文化やリーダーの人柄とかもあると思います。
例えば銀行とかすごいリスクに敏感な業界だと難しいでしょう。

上述のシステムも自分らの部署には重要だけども全体影響はそれほどなかったというのも理由にあったかもしれません。

とはいえ現状の課題をちゃんと把握してて、何かしら早くなるか安くなるかのメリットを提示できていれば受け入れられやすいでしょう。

提案がいつも通るわけではないですが、自分なりにいろいろ考えると楽しいですし、システムの脆弱性に気づくんでいいですよ。



理由付けには上述の2つの観点が有効です。

ですが重要なこととして常々システムの課題にアンテナをはって、解決方法を自分なりに考えることが大事です。タイトル論点からずれるけどこっちのほうが大事かもな。

こんな感じで現状の弱いところの改善(=お客様のメリット)をダシに使って、自分がやりたい仕事に持っていくことや、人を増やそうと考えるのはいいんじゃないかと考えています。

最後

もう一歩深めて考えてみましょう。

例えば新しいApacheのサービスが出たときなど、

なぜこのプロダクトが存在するのか、何を解決するために産まれたのか?背景の課題は何があるのか?

を考えると力になりますね。

そんなところに考えが深まると、プロダクトの意味あいがもっと理解できるようになるかと思います。



さらに会社としては、お金を産むモノに対しては最大限投資したいと考えています。
お金はどこから産み出されるのかまで考えられるとサービス運用までできるんでしょう。

そうなるとSESで働く必要ないでしょね。転職してしまいましょう

なんか最後脱線してますね。
このへんのことはプロダクトマネージャーとかをキーワードに調べると面白いですよ。

fall in love with the problem, not the solution.
解決策に惚れるな、課題に惚れろ。

今日の記事が自分なりにメシの種を見つけて職場で使えるんではないでしょうか。
あなたが職場で高評価を得られるとうれしいっす。


【PR】搾取されてない....!?

客先常駐で働いているエンジニアの方お疲れ様です。
IT業界でSESとして働いている人は多いんですが、自分のマージンや月額単価を知らない人がけっこう多いみたいですね。
自分もそうでした。(^^;)
でもそれかなりもったいないですよ。理由はこちらリツアンSTCの紹介記事を見てみてください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
blog.suganoo.net