- 作者: 上阪徹
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本の中で、書きたい思いを前面に押し出してしまい押し付けにならないようにと書いてありましたが、ちょっとこの読了後の衝撃は抑えきれませんでした。
ブログ書けてますか
ブログを始めた当初はあーあのネタを書こうとか
いろいろ考えながら始めるせいかサクサク文章が進んできますが、
何度か更新すると書くのがおっくうになってきます。
そこかしこにネタはあるのですが、文章が続かない。。。。
このブログの下書きにもいろいろネタをしまってるのですが
いかんせん文章が続かないので困ってました。
文章を書ける人はもともとそう言う才能があってだからこそできることなのだろう。。。。
そんなことを考えてた時にこの本を手にとって読んでみたら、
目から何枚ウロコが落ちたのかと言うくらいよかった本でした。
素材が9割
著者は文章を書くには「素材が9割」だと。
ここで素材と言ってるのは、書く内容についての細かな描写みたいなものです。
新聞記事やご自身の文章をもとに説明してくれてるのですが
本当に9割が素材の文章で構成されています。
思わずうなってしまいましたが、自分の見解や言葉はいらないんだなとよくわかりました。
なので文章を構成させるために
「ひたすら素材を集める」のが大事なのだと。
そうですよね、書く素材がたくさんあればそれだけで文章がどんどん書けますもんね。
「誰に何を書くか」
当たり前のことですが、なかなかできないのが誰に何を伝えるのか?
それがぼんやりしてしまえば面白みのない、全然理解されない文章になってしまいます。
この言葉は文章でもそうなのですが、仕事の文章、仕事の目的でもそうだなと納得しました。
今やってる仕事は誰が何を得するためにやってるのか?
文章術に限らずこの問いかけは仕事でも生きるなと思いました。
本は2000字が50個
この本では短い文章から、企画書レベルの文章、ちょっと長く2000字ほどの文章、さらに本の書き方の考え方まで紹介していました。
だいたい本に必要な文章は10万字だとか。
こんな長い文章ぜったい書けない!
なんて思ってましたが、
2000字が50個書けばいい、と言われててかなりストンと納得しました。
ぜったい無理から、すごーくがんばればいけるかもと思えるのはかなりの前進です。
いつの日か本を書く機会があれば挑戦できるかも。
実用的な文章の書き方を知らなかった
最後のあとがきの言葉にもしびれるくらい共感してしまいました。
端的に言えば、「文学」と「実用的な文章」の境界を教えてもらえなかったということです。
そうなんですよ!仕事しててメールとか書くことが多いのに、実用的な文章を書くことを学んでないんですよ!
本にもありましたが起承転結って読みにくくないかな?と思ってたんですよ。
それに書きたい内容の素材あれば起承転結なんていらないじゃんと思いました。