自分は技術者派遣として働いています。
何度か常駐先は変わりましたが、たまたま大手IT企業の案件に当たり
たまたまそこの案件に長くいることがありました。
やっぱり大手企業なので、派遣で来てる人が多くいろんな会社から来ているところでした。
そこでこれもたまたまなのですが、何度か会話をすることがあり親しくなった人がいました。
とりあえずその人を小平(仮名)さんと呼びます。
けっこう博識な小平さん
年齢は40代後半くらいか?と思われますが、年齢不詳です。
会話をしていると中学生のお子さんがいるとは聞いてたので
おそらく40代くらいではないか?と推測しています。
男性のかたです。
私はIT業界で働いているので、Facebookやgoogleが○○○なプロダクトを出してて・・・
といった業界の最先端の話がとても好きでした。
小平さんと会話していると、よく小平さんの方から
そう言う先端の話をしてくれるので、とても話が面白いなと思っていました。
やっぱり経験が長いせいか、「あの○○○が出る前の状況はxxxでねえ」とか
裏側や由来を話してくれるので、とても勉強になるので
へーと尊敬の思いがありました。
自分はプログラミング関係を最初にやってたので
当時サーバー関係のことはあまりわかっていませんでした。
小平さんは自分の席の近くにいたので
ちょことちょこと質問することがありました。
「インスタンスってなんなんですかねー」
「インスタンスってのは、まあいわゆる実体って意味なんだよ。動いている実体で・・・」
・・・ん?、よくわからん。
まあ、自分の知識がなさすぎて理解できないんだろうと思っていました。
その時はほんと自分の知識が無いからだと思ってましたが
細かい部分を聞いてみるとモヤっとした回答が多いなあ
と言うことがよくあるなあと感じてました。
何やってるか良くわからない小平さん。。。
小平さんはとにかく何やってるのかよくわからない人でした。(汗)
小平さんの席の近くを通ってみると、
なんだかいつも技術系のブログやツイッターを見ていました。
「ほんと何やってんだろうーな?」と私はいつも思っていました。
自分のチームではないのですが、自分の会社の別のチームが
パートナーとして使っていました。
そのチームで働いてる同僚に聞いてみると
とにかくドキュメントを出さない人だったのです。。。
なんでもサーバー管理の運用を任されたチームで
引き継ぎ前のチームがとても小さく、さらに資料を管理してなかった。
いわゆる属人化してたチームでした。
ま そこは良くないとはいえ、運用を任された以上
手探りでも仕様を理解していくべきかと思います。
自分だったら、ここまで調べたけどそれ以上はわかんねーよ
かんべんしてね、てへ!とかやっちゃうけど
なんとかかんとかわかる部分までは仕様を調べて
ドキュメント化するべきなんじゃないでしょうか。
仕様がわからないところから始めるのはしょうがないと思います。
でも自分が調べたものがどんなものかを報告、説明するのに
ドキュメント化は必要でしょう。
・・・・でも小平さんは出さなかった。
なんだかんだ小平さんは
「いやー元々のサーバーの中身も何もわかんないからねー」
「どう対処すればいいかわからないから、書きようがないよ!」
とか、もっともらしいことを言います。
っと言うかごねます。
なのでそのチームのリーダーはしびれを切らしその人を切りました。
と言うかそう言う噂を聞いて、
いつのまにかチームミーティングにいなくなってたので
切ったらしいということがわかりました。
その後の小平さん
でフロアを歩いていると驚いてしまったのですが、
またいつのまにか小平さんが別チームで働いていましたwww
でやっぱり席の近くを通ってみてみるとhatenaブックマークだか
2chまとめだかの関係のないサイトを見ています。。。
ちょっとならいいんだけど後ろをみるといつも見ています。
あんまり参考にならない教訓
その人にいろいろ質問をして見たんだけど
技術知識はほんとよく知っているのだ。
だけど回答は的を射ていない。
そう言う人って説明もあいまいで、いわゆる使えない人なんだな。
と思いました。
そう言う予感ってどこかしら的中するものだなとよくわかりました。
またなんでこんな人がずーっといれるのか不思議でしたが
上述のサーバー管理と言うものが、まだ別の根幹となる部署がまだ使ってるもので
廃棄したいけど廃棄できないもので、持て余してたものでした。
なので仕事としては存在する、だからまあ業務歴が長いし
小平さんにやってもらおうか、みたいなことを上は考えてたようで
小平さんの存在理由がありました。
属人化する仕事はよくないのだけれども
その時は、そういう生存戦略もあるのだなと思い
なりたくは無いけどしたたかな生き方も必要なんだと感じました。
また ドキュメントが全てでは無いですが
自分のやった仕事をドキュメント化するというのは
証拠としても、説明としてもとても大事なことなんだなと
よく理解できた経験でした。
小平さんは今どうしてるか全くわかりませんが
ふと思い出してしまいます。